colabusの横顔 01 “marine blue”



〝marine blue〟の商品づくり

伊澤さん

ここを立ち上げる中でタッグを組んでいるプロデューサーがいます。東京でいろんな試食品を作ることになったんです。施設長さんからも「職員に色々な経験が出来る機会があれば良いな」というお話を伺っていましたので、皆さんに来てもらって実際にいろんなものを食べてもらいました。

根橋さん

初めての経験で、こうした飲食業界の裏側というか取り組みを知ることが出来たのは、とても刺激的で勉強になりました。

伊澤さん

メニューってこうやって作っていくんだよ、って。

根橋さん

どうすれば、お客様を待たせずに早くできるかなど、アイデアは凄かったです。

伊澤さん

一般な流通業界のプロセスを知ることができたと感じました。

根橋さん

オープンして2〜3ヶ月は話題性でお客様がくるかもしれないけれど、一周回って、ちゃんとリピーターさんがくるのかどうか。その時にもしかしたら、〝marineb blue〟さんから「もう、白根学園さんいいよ」と言われる覚悟もあります。そうならないようにいろいろこちらから提案して、使っていただいているというのが実情です。

この建物の1〜2階に飲食店がオープンしました。そこもライバルだと思っています。〝marine blue〟さんのショーケースの中にもいろいろな商品が置いてあります。その中にも自分たちの商品を置いてもらえるように。

一つのバイヤーさんから声をかけていただいて、それにどうやって応えていけるか?というスタンスです。言われたものを作ったうえで、付加価値をつけてお客様に買ってもらえるような工夫や商品開発をしていかなくてはならないと考えています。

コラバス

バイヤーさんからのお声がけ、という話がありましたけれど、ほかにも一般の販売先と契約を結んでいるところはありますか?

根橋さん

〝ららぽーと横浜〟と〝港北東急〟にある〝わくわく広場〟さんに商品を卸しています。それぞれの店舗の売れ筋に合わせて、品揃えを変えるなどの工夫をしています。
他にも何件か、個人商店に商品を卸しています。普段は、お中元、お歳暮、ギフトなどでご利用いただいています。

コラバス

直売などオーダーが入ったら送るような形ですか?

根橋さん

はい、そうです。

コラバス

直接、施設などで販売したりしているのですか?

根橋さん

法人内の喫茶店でも売っていますが、「製菓」をメインにした売り場は、ありません。

白根学園から商品提案の日々

コラバス

商品開発というのは、利用者さんができる作業の中で素材やつくる方法を決めて仕上がり、それをどこで売るのか考える、というプロセスもあると思いますが、先に売るところと一緒に話し合って、試作を重ねて、オーダーに応えるだけではないものづくりを総称して商品開発と言うのかな、と思います。なにかそういう経験の中から、発見などありますか?

根橋さん

場所とお客さんによって売れるものが変わってくるので、そこにどれだけ応えられているかを考えます。例えば学校の卒業式や運動会などの、キャラクタークッキーを200枚とか500枚とか、そういうオーダーも受けています。なので「ひとまず、やってみる」という姿勢です。結果的に商品開発に繋がっていたり、新たな発見になっています。

根橋さん

これも今日、試作を持ってきました。盛り付けなんかも、これはうちから持ってきたお皿なんです。あそこの冷蔵庫でこのお皿に盛り付けてレイアウトしたらいかがですか?みたいなご提案です。

いろんなご提案があるんですね

コラバス

全てが伊澤さんからのご要望ではないのですね。根橋さんはどこで勉強されてるんですか。

根橋さん

全然していません。これは僕が閃いたわけじゃなくて、現場の職員からの提案です。

白根学園さんでは、こことの関係以外でも持ち込み提案をされていますか。

根橋さん

やってないです。本当にオリジナルな提案をするという試みは、今回が初めてです。

新しい経験ですね。

コラバス

マッチング会みたいなのが必要だとしたら、白根さんの次の施設さん、こういう経験て絶対したほうがいいっていうような。今回このホームページでの情報発信もそういうふうにみてくれる人がいたらいいなって、思ったりしますよね。

根橋さん

立ち上げの途中で関わってきたからこそ言いやすいっていうのはありますよね。「こういう商品もできますよ」って。ダメならまた改良してまた持って行って、それの繰り返しなのかな。

コラバス

これから商品のバリエーションが増えて他のところと組む可能性もあります。

伊澤さん

そうですね。今はカフェだけですが、これから売店部門の棚ができた時にどのようにして行くか考えていきます。


次は 「トップダウン&ボトムアップのバランス」

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