特定非営利活動法人 よこはま地域福祉研究センター
理事長 豊田 宗裕
設立から6年が経過し、よこはま地域福祉研究センターの仕事は、量的にも、質的な面においても広がりを持ってきていることを感じます。同時に、仕事の成果についても、少しずつではありますが、地域社会に浸透してきているのではないかと実感しているところです。業務を行う中で、私たちがまとめた報告書や成果物を目にすることも多くなり、それらが生活問題の解決に取り組む様々な方たちの下、微力ながら役に立てていることを感じられるようになってきたからでしょう。今後もこうしたことを少しでも多く感じることができるよう、日々の業務に邁進していく所存です。
さて毎年、研究センターのアニュアルレポートを見て思うことではありますが、私たちが1年間に手掛ける仕事の、なんと数の多いことでしょうか。
アニュアルレポートに掲載されている以外にも、研究や委託事業などのプロポーザルで直接仕事に結びつかなかったものも含めると、おそらく記載されている倍近くの事業について考え、検討しているのではないかと思います。
さらにこれらの事業(取り組めたものもそうでないものも)はそのどれもが一筋縄ではいかない、新たな知識と、広範な分野との連携が必要なものばかりです。
それだけに、どれも深い意味を持ったプロジェクトばかりで、職員一人ひとりが担当したプロジェクトに対して、多くの思い入れや情熱を抱いていることが感じられます。大変ではありますが、「やりがいのある仕事に前向きに取り組む」ことが私たちはできているのかな、と感じているところです
本センターの今年のテーマは、「続けるチカラ」(を持とう)ということです。私たちのような弱小事業所にとって、いかに安定的に組織運営を行っていくかという問題は、毎年の一番の課題ではあります。
しかしながら、年月を重ねる中で、私たちが主体となって進める仕事、また、様々な機関から依頼されたり、協働のパートナーとして選ばれる仕事が広がり、増加しています。いずれも大変な仕事ではありますが、やりがいのある仕事ばかりです。
やりがいのある仕事にいつも前向きに取り組んでいくためにも、「続けるチカラ」を持つことを職員全体で常に考え、次へのステップにつなげて参りたいと思います。
今後もご指導のほど、よろしくお願い致します。
2018年5月