Interview【障害現場で働く】地域作業所カプカプ川和 幸田 拓也さん
寿司職人からの華麗なる転身
大学で国際関係を専攻し、卒業後30歳まで外食産業の会社(回転寿司チェーン店など経営)で働いていました。店長を6年務めた後退職し、オーストラリアに渡り、1年間日本食レストランに勤務。幅広い年代や立場の人と接することができ、外食サービスの仕事は面白かったですが、もっと深い関係性の中で仕事がしたいと思っていました。お店のお客さんとの出会いから、帰国後しばらくして福祉系に関心を持つようになり、ハローワークで紹介を受け、見学や実習に行くことになりました。カプカプとの出会い

カプカプ川和での毎日
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この仕事の魅力
何よりも利用者さんたちが親しみをもって名前を呼んでくれる、頼りにしてくれることが嬉しいです。職員と利用者という立場を超えて、気持ちが通じ合う瞬間がたくさんあり、自分が求めていた深く、近い関係性がここにはあると感じます。仕事に関しても指示ではなく、同僚として「いっしょにやろう」と提案ができる。これはカプカプの理念としてどの事業所でも大切にしている考え方です。仕事のなかで感じる課題
利用者さんのやりたい事に対して介入の加減が難しいことです。おせっかいはしたくないし、自己判断の線引きが難しいです。日々、気づいたことなどはスタッフノートを通じて共有するようにしていますが、利用者の家族や他の関係者との共有も大切と感じます。あとは、せっかく駅近くの店舗なのに、来客が少ないことですね。 <所属アーティストの紹介>


<地域作業所カプカプ川和 データ>
- 設置年 西暦 2010 年
- 施設種別 地域活動支援センター
- 利用者数 20人 (1日平均 15 人)
- 利用者の平均年齢 20才代
- 職員数 常勤 2人・非常勤 0人
- 作業内容 調理、クッキー、ケーキ作りタオル検品、ポストカード、織物、俳句集
- 標準的な工賃 400円/日 8400円/月