共に生きる社会づくりのためのオンライン講座 第6・7回 開催しました

~地域の人々が一緒に集まるinclusionの実践~

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この動画はコアメンバー及部慶氏が作成してくださいました

第6回 12月11日(土) 講義 
「今、地域で実現するInclusion~地域共生・地域での自立生活の壁とは~」
社会福祉法人睦月会理事長・日本福祉大学  福祉系学部教授 綿 祐二 先生

「障害ってなに?」という問いかけから、身体や精神、発達に障害があることと、社会から差別されたり、社会との関係の中で起こってくる障害が併存している、こんがらかった課題を解きほぐしていきました。そして障害のある人も「地域で当たり前の生活を当たり前に!」既存の福祉施設から脱却して。新しい福祉の創造を実践する社会福祉法人睦月会の目指すところをお話しいただきました。ライフステージ(生命)をつなぐ福祉、福祉サービスの課題と現実、そして、目指すところはなにか。
参加者からは「障害をどの様に考えるか 先の目通し、ライフワークを考えることが本人と向き合い10年先の暮しをどうしたいかとうするのかと考える機会となりました。」「これから目指すべき福祉について、今やるべきこと、少し先を見据えてやっておくことなど、講師のお話からたくさん学ぶことができた。」という感想をいただきました。

 

第7回 1月16日(日) 実践報告
「あったらいいな」と「できること」の掛け合わせで作る地域

①「支え、支えられ、育て、育てられ」

特定非営利活動法人Hppy Spot Club代表理事 高山 さや佳 氏

長野県で宅幼老所 和らぎの家 自分自身が生きづらくて、生きる意味を自分がいつも探していた。自分と同じように”自分の努力では、どうしようもない生きづらさを抱えている人たち“と共い生きたかった。地域福祉に一番大切なことは「どんなときも、あいての気持ちになって考えること」。福祉とは皆がなかよしてあること
分かりやすい言葉で、優しい気持ちの中に、自由な発想やアイディアを大切にして、一人ひとりが動き始める場づくりを紹介して頂きました。

②「子どもたちの夢を紡ぐ遊び場 ~遊びリパークリノアの紹介~」

特定非営利活動法人laile’a 副理事長 大郷 和成 氏

肢体不自由児や医療的ケア児、彼らが自分らしさを発揮できる遊び場を運営しています。ワクワクする体験を通して、できた!を積み重ねていく。それが社会で生きるチカラを育むことに繋がって行きます。どんな子どもでも、障害のあるなしに関わらず、地域のなかで共に育つことがあるべき姿ではないでしょうか。

③「We are LinkLine.」

株式会社リンクライン代表取締役 神原 薫 氏 

特例子会社リンクラインは、障害者が主役、障害者ではなく32人の職人がいるのです。障がい者を障がい者として区別していないか。障がいがある、障がいがない、という前に、同じ人である。一人の人間である。「チャンスはみんなにあるはず。」

 

参加者からは「講師の方々が紆余曲折しながら頑張ってこられたことに共感できたこと、そして、綿先生の温かなコメントがとてもよい学びとなり、とても励まされました。」「本人たちが何がしたいか、を大事にしてくださる場所という感じがとてもよかったです。そうでない場所が意外と多いので。」などの感想が寄せられました。