共に生きる社会づくりのためのオンライン講座 第2・3回 開催しました

「地域生活自立支援ってなんだ?」と題し、

第2回10月17日には朝日雅也氏による講義。
第3回10月23日には各地域で魅力的な活動をされている3名からの実践報告が行われました。

【第2回】10/17

埼玉県立大学保健医療福祉学部 教授 朝日 雅也 氏

講義テーマ:障害者の自立支援を考える
~障害を持つ者も自立支援を考え支援する当事者と気づく事が大切~
途中、先生の素敵な歌声も聞く事ができました。

〈意見交換〉

  1. ・障害者の日中活動、福祉事業所とグループホームをやっている法人にいて、「地域とつながる 地域の人々の中に入っていく」というのは長年やってきても常に課題だと思っています。地域といい関係性を築くにはどんなことが大事なのでしょうか。
    ・二人の知的障害児を育ててきました。それぞれに一般就労と福祉就労できて、親としてはこれまで学校や地域で自立していけるようにと考えてきましたが、今、本人たちがどうも生活する、自立する意欲が乏しいように感じてしまい、自分の子育ては正しかったのだろうかと考えてしまいます。
    終了後のアンケートには
    ・地域の中で障害について知らいないから、障害のある人に近づかない、近づけないという感じになっている様に思います。お互いを分かり合う努力をするのにはエネルギーが必要で、朝日先生のおっしゃるように「みんなが当事者である」という考えが浸透するといいと思いました。
    ・障害のあるなしに関わらず、地域で暮らしてくうえで大切なのは「支援」ではなく「繋がり」や「見守りの目」があることが、自立、自律にはたいせつかもしれません。  

などの意見も参加者の皆様より集まりました。

 

第2・3回のダイジェスト動画はこちら↓

この動画はコアメンバー及部 慶 氏が作成してくださいました

【第3回】10/23 

実践報告テーマ:地域での自立生活をプロデュース
NPO法人あいけあ 岡安 玲 氏
南区基幹相談支援センター 逸見 久 氏
NPO法人ニコちゃんの会 森山 淳子 氏

実践報告後、講義でお話しいただいた朝日氏も混ざっての意見交換も行われました。

アンケートでは

  • 朝日先生の「失敗する権利」「リスクをおかす権利」という言葉、森山さんの「障害児が保護者や先生に守られて、自分で選択できる可能性に気付いていない。」「演劇の公演活動を通して、障害のある人自身も他の障害のある人の支援や、スタッフとなっている」というお話は自分の中の価値観を見つめなおすきっかけになりました。
  • 障害があることで社会に参加できないことが最大の障害だと思います。そして、支援者は当事者をよりよく観察することがケアの基本だと思いました。お互いに相手を分かろうとすることが大事で、見守るということは当事者からも見守られているのだという視点を持つと「支援させてもらっている」という気持ちになると思います。 などの感想も頂きました。

 

登壇頂いた皆様・ご参加頂いた皆様 ありがとうございました

<次回のご案内> zoom開催 ※単発お申し込みできます
「相談支援を受けるあなた、相談支援を担うあなたへ」

■11/13(土)13:00-15:00
福岡 寿 氏による講義
(著書「気になる子が活きるクラスづくり」「相談支援の実践力」など)
長野県自立支援協議会会長、長野県発達障がい者 支援対策協議会連携推進部会長、日本相談支援専門員協会顧問

■11/27(土)13:00-15:00
地域活動ホーム ガッツ・びーと西 阿部 浩之
社会福祉法人同愛会 てらん広場 及部 慶
障害当事者 田中 真佐美 氏 による実践報告へと続きます。 

お申込みはこちら>

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【第4.5回】チラシ